バーゼルワールド2011ルイ・ヴィトンが初出展
1)ルイ・ヴィトン「タンブールミニッツ・リピーター」。手巻き、ホワイトゴールド、ケース径44ミリ。11月中旬から受注生産開始。2800万円(税込み予価)
2)ルイ・ヴィトンの展示会場はボート。バーゼルワールドのメーンとなるホール1から徒歩15分程度のライン川に停泊。専用のシャトルサービスで送迎していた。(撮影・佐田美津也氏)
3)エルメス「タンシュスポンデュ」。自動巻き、ステンレススチール、ケース径43ミリ。今冬発売予定。165万9000円(税込み予価)
4)シャネル「J12クロマティッククラシック」。自動巻き、チタン・セラミック、ケース径41ミリ。6月1日発売予定。55万6500円(税込み予価)
5)グッチ「クーペ・ラージ・オートマチック」90周年記念スペシャル・エディション。自動巻き、ステンレススチール、ケース径40×40ミリ。6月発売予定。29万4000円(税込み予価)
6)ブシュロン「マ・ジョリー」(フェースにワンポイント・ダイヤ)。クオーツ、ステンレススチール、ケース径18ミリ。6月発売予定。24万5700円(税込み予価)
7)ゼニス「エル・プリメロ・クロノマスター・オープン・パワーリザーブ」。自動巻き、ステンレススチール、ケース径42ミリ。4月発売予定。70万3500円(税込み予価)
どちらのルートにしても、来場者のほとんどはメーン会場のホール1を目指しており、オープン直前には1階の入場ゲートに人だかりができるのが普通だ。この1階にはオメガを中心とするスウォッチグループ、パテックフィリップ、ロレックスなど世界的に有名な時計の老舗・名門ブランドが出展。2階でもエルメスなどのラグジュアリー・ブランドや新進の有力時計ブランドが出展しているため、ホール1は最も規模が大きく、バーゼルワールドを代表する存在なのであるそのほかにも五つのホールがあるほか、「パレス」と呼ばれるテント会場も増設されており、メッセでは数多くの来場者が行き交うのだが、今年はさらにライン川に停泊した専用ボートが追加された。それが初めて出展したルイ・ヴィトンの特設会場となっている。現地リポートの2回目として、このルイ・ヴィトンなどラクジュアリー・ブランドを中心に紹介する説明不要の超人気ブランドであり、時計も2002年から発表。ハイエンドな複雑時計からレディースの宝飾系まで急速にラインナップを充実させてきた。工房の設置などから数えて約10年目となる今年は、パリのヴァンドーム広場に時計・宝飾の専門店をオープンすることからも「節目の年になる」というこのため、バーゼルワールドにも初めて出展したのだが、会場のメッセではなく、そこから徒歩で15分程度のライン川に停泊したボートが特設の専用展示会場(写真2)となっていたルイ・ヴィトンの時計は「旅」をキー・モチーフとしており、今年もクロノグラフとGMT(第二時間帯表示)を備えた「タンブール・カプセル・ヴォワイヤージュ」など個性的な新作が各種登場した中でもハイエンドなコンプリケーションとして、同ブランドでは初のミニッツ・リピーターが発表された(写真1)。二つのハンマーがゴング(リング)をたたく美しい音で、時間と分を知らせてくれる仕組み。加えてGMT機能を備えており、メーンの時分針はローカルタイム(自分のいる現地時間)、ダイヤル中央の小さなディスクでホームタイム(母国の時間)を表示する。このホームタイムにミリッツ・リピーターが対応しているのがポイント。つまり、自分の帰りを待っている故国の時間を音でも教えてくれるロマンチックな仕掛けといえるだろう他の新作もエレガントかつ個性的な表情にデザインされており、ルイ・ヴィトン独特の時計スタイルが確立されたようだバッグやスカーフで有名なフランスの名門。時計も1920年代から手がけ、1978年にはスイスのビエンヌに専門工房も開設している。近年は機械式時計のラインナップを急速に拡充させてきた今年の新作では斜体のアラビア数字が特徴の「アルソー」をリニューアルしたが、ユニークなコンプリケーションの「タンシュスポンデュ」(写真3)に注目したい英語では「タイム・サスペンデッド=時の中断」という意味で、9時位置にあるボタンを押すと、扇形のデート表示の針が隠れると同時に、時針も分針も12時の近くに移動して「あり得ない」時刻を表示する。もう一度ボタンを押すと現在の時刻に戻る。時間という逃れようのない桎梏(しっこく)から、人間を瞬時でも解放してくれるわけだ。しかし、時刻表示は停止していても、時計の内部では現実の時間と同じく通常の動きを続けているのがポイント。エルメスらしいウィットを感じさせるが、技術力も証明する意欲的な新作だこちらも超有名ラグジュアリー・ブランドだが、1987年から本格的に時計に進出。2000年に発表されたセラミックケース&ブレスの「J12」が世界的な人気となった。オールブラックでスタートしたが、2003年にはオールホワイトを追加して再び大きな話題を呼んだそして11年目となる今年は「第3の色」として、スーツの色や環境によって微妙に色合いが変化するチタン・セラミックを素材とした「クロマティック」が登場した。セラミックにチタンを添加することで、ステンレススチールより25%軽量ながら、8倍の強度を持つという。セラミックなので傷などにも強い。コレクションのサイズは、ケース径33ミリ、38ミリ、それに3針では初の41ミリ(写真4)の3種類何とも言葉では表現しにくい色なので、微妙に変幻する不思議な光沢を店頭でご確認いただきたいバッグや靴などでおなじみのイタリアンブランド。腕時計ではミニマルかつタイムレスなデザインを特徴としている。今年はフィレンツェのショップ創設90周年を記念して、メンズ、レディースそれぞれに新たなコレクションが追加されたメンズでは角型「クーペ」のラージサイズ「スペシャル・エディション」(写真5)。ポインター式デート表示を大きなインダイヤルとして右側にレイアウト。その左側には小さなスモールセコンドを配置したアシンメトリー(非対称)なデザイン。全体のフォルムはクラシカルだが、個性的なモデルに仕上がっているレディースでも角型の「1921」が新登場したが、ケースをレザー張りにしたレアでユニークなモデル,Diablo3 Gold。レザーのカラーはキャメル、ブラック、ダークブラウン、ホワイトの4種類。金属ケースにはないソフトな感触と気品が感じられる魅力的な仕上がりになっているそのほか、「Gタイムレス・スポーツ」に100メートル防水のダイバーズ・モデルが追加された1/10秒を計測できるハイビート・クロノグラフ・ムーブメント「エル・プリメロ」で有名なマニュファクチュール(ムーブメントを社内で製作)・ブランド。昨年はクロノ秒針が10秒でダイヤルを1回転する「ストライキング10th」が大きな話題を呼んだ今年もマニュファクチュールらしく新作は数多いが、同社のパイロット・ウオッチの伝統を継承したフライバック・クロノグラフの「ストラトス」シリーズにも、この機構を備えたモデルがあるこのムーブメントの動きをダイヤルから見られるシンボリックな「オープン」を2003年に発表して人気モデルとなったが、より現代的なフェースにリニューアルした「エル・プリメロ・クロノマスター・オープン・パワーリザーブ」が発表された(写真7)2月を除いて月末の調整が一切不要のアニュアルカレンダーにクロノグラフを搭載した新作も発表しており、価格も70万円台と、その機能から考えると魅力的だ,Buy Diablo 3 Gold。(ライター笠木恵司)
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